ちょっとした一言が、勇気になる
先日、「潜在意識は命令を拒否できない」といった言葉をずらりと並べた画像を目にしました。
読みながら思ったのは、こういう言葉を施術者向けに、毎日ひとつ見たり聞いたりできたらいい、ということです。ちょっとした一言が、勇気になることがあります。
ただ、自分ひとりで書ける言葉には限りがあります。そこで、昔の人の言葉を集めることにしました。
出どころの確かな言葉だけを選んだ
ネットに出回る名言には、出どころのわからないものが少なくありません。本人が言っていない言葉が、その人の名前で広まっていることもあります。
そこで、このアプリでは、原文と出典を確かめられる古典の言葉だけを選びました。軸にしたのは、鍼灸の古典と貝原益軒の『養生訓』です。
- 粗は形を守り、上は神を守る(『霊枢』九鍼十二原)
- 医は仁術なり。仁愛の心を本とし、人を救ふを以て志とすべし(『養生訓』巻第六)
- 医の世に生活するは人の為のみ、をのれがためにあらず(緒方洪庵『扶氏医戒之略』第一条)
- 千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす(宮本武蔵『五輪書』水之巻)
鍼灸・医の古典、養生訓、医の心得に、論語・徒然草・世阿弥などの心構えの古典を加えて、全部で126本です。どれも「施術の効き目」ではなく、「施術者の心構え」を語る言葉を選んでいます。
どんなアプリか
- 毎日ひとつ:言葉を縦書きの短冊のように大きく出します。押すと、短冊だけを全画面で見られます
- 今の言葉で:書き下しの下に、今の言葉に直した訳を添えています
- 出典つき:書名と篇・巻・段まで示しています
- 聞ける:「聞く」を押すと、読みと訳を読み上げます(スマホの読み上げ機能を使います)
- 二十四節気:その日の暦(霜降、立冬など)を上に出します
- 施術の道 ◯日目:免許を取った年月を入れると、今日が何日目かを出します
- 今夜の問い:夕方6時を過ぎると、「今日、手で気づいたことは何でしたか」のような問いがひとつ出ます
- とっておく:気に入った言葉を集めておけます
同じ種類の言葉が続かないよう、鍼灸・医・養生の言葉は少なくとも3日に1回は出るように並べています。
スマホのホーム画面に置けます
アプリストアからではなく、ページをホーム画面に置く形です。置くとアイコンから全画面で開き、一度開けば電波のない所でも読めます。
- iPhone:Safariで開き、共有ボタン(四角から矢印)→「ホーム画面に追加」
- Android:Chromeで開き、右上の︙ →「ホーム画面に追加」または「アプリをインストール」
AIと作って、分かったこと
このアプリは、AI(Claude)と一緒に作りました。思いついてから公開まで、2日です。
ひとつ書いておきたいのは、AIが出した名言を、そのまま使わなかったことです。126本を、ネットで読める原文と1本ずつ照らしました。すると、6本は字句が原文と違っていました。
たとえば、道元の言葉としてよく知られる「切に思うことは必ず遂ぐるなり」。これは『正法眼蔵随聞記』の文そのものではなく、のちの言い換えでした。原文は「此の心あながちに切なるもの、とげずと云ふことなきなり」です。アプリには原文の形で載せ、言い換えのことも書き添えました。
AIはもっともらしい文を書きます。だからこそ、出典を確かめる手間は省けません。いまは126本中125本で、字句と出典を確かめています。手元の本での見直しは、これから少しずつ進めます。
記録は、あなたのスマホの中だけ
登録はいりません。とっておいた言葉や、免許を取った年月は、お使いのスマホの中だけに残ります。こちらには何も届きません。
よくある質問
料金はかかりますか?
無料です。登録もいりません。
アプリストアにありますか?
ありません。ページをスマホのホーム画面に置いて使います。置き方は上の「スマホのホーム画面に置けます」をご覧ください。
言葉の出典は確かですか?
126本のうち125本は、ネットで読める原文と照らして字句と出典を確かめました。校訂された本での見直しは、これから進めます。誤りに気づいたら教えてください。
とっておいた言葉は、どこかに送られますか?
送られません。お使いのスマホの中だけに残ります。
言葉の直し・提案を教えてください
字句や読みの誤り、「この古典のこの言葉も入れてほしい」というものがあれば、LINEで教えてください。少しずつ育てていきます。
これから、言葉ごとに私のひとことを添え、私の声で聞けるようにもしていくつもりです。

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