当院では7,980円の価格設定ですがこの価格には以下の狙いがあります。
- 8,000円未満であることを強調し、予算内と認識させる
- 端数がつくことで「値引き感」を演出する
- 5,000円予算帯の上限に近い価格設定が可能
施術料金は院長の独断で決められます。料金を高くも低くも出来ます。患者様が想定する結果に対する代替が金額として発生するので患者様が期待以上であれば喜んでお支払い頂けますし、期待以下であれば2回目の来院は難しいでしょう。料金が高くなれば患者様の期待度も自然に上がりハードルは高くなります。
目次
料金設定の方法
- コスト計算に基づく設定
施術にかかる直接・間接コストを計算し、適切な利益を上乗せして料金を決定します。 - 競合分析
地域の他の治療院の料金を参考にしつつ、自院の特徴や強みを考慮して設定します。ただし、単純に相場に合わせるだけでは差別化が難しくなる可能性があります。 - 価値ベースの価格設定
提供する施術の価値や効果に基づいて料金を決めます。高品質なサービスを提供する場合は、それに見合った価格設定が可能です。 - 顧客セグメント別の価格設定
ターゲットとする顧客層に応じて料金を変えることも考えられます。
注意点
- 保険適用の施術:健康保険を使用する療養費の施術では、一部負担金の金額が法令で定められており、任意に設定することはできません。
- 自費施術:完全に自費の施術の場合は、料金設定の自由度が高くなります。
- 価値の明確化:高額な料金設定をする場合は、その価値を顧客に明確に伝える必要があります。
- 分単価の向上:単に料金を上げるだけでなく、1分あたりの単価を向上させる工夫も重要です。
まとめ
治療院の施術料金は、コスト、競合状況、提供する価値、ターゲット顧客などを総合的に考慮して決定するべきです。単純に相場に合わせるのではなく、自院の特徴や強みを活かした戦略的な料金設定が重要です。また、保険適用の施術と自費施術では料金設定の自由度が異なるため、それぞれに適した方法を選択する必要があります。
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