鍼灸師のあなたに聞きたい。「あなたの院でしか受けられない施術」は何ですか?
この問いに即答できない一人院長は少なくありません。私自身も、独立開業から数年間はこの問いに答えられませんでした。マッサージ、鍼灸、保険施術── どれも他院と同じメニュー。差別化できるものがなく、価格競争に巻き込まれる不安が常にありました。
その状況を変えたのが「深層筋鍼法」との出会いです。
「揉んでも戻る」── この悩みを解決できる鍼灸師は少ない
治療院に来る患者さんの中で、最も多い悩みのひとつが「マッサージに通っているが翌日には元に戻る」です。肩こり、腰痛、首こり── どの症状でもこの訴えは共通しています。
なぜ戻るのか。答えはシンプルです。マッサージで届くのは表層筋(僧帽筋・三角筋など)。肩こりの本丸である深層筋(後頭下筋群・多裂筋・板状筋・肩甲挙筋)は骨のすぐ近くにあり、指では物理的に届きません。
一般的な鍼灸でも、浅い刺入では深層筋のコリの中心に到達しきれないケースがあります。深層筋鍼法は、触診でコリの中心点を特定し、0.2mmの鍼を1本ずつゆっくり進めて骨ぎわの筋肉に直接アプローチする技法です。
この技術を持っていると、「揉んでも戻る」と悩む患者さんに対して「当院にはその奥のコリに直接届く施術があります」と自信を持って言えるようになります。
深層筋鍼法を導入して変わった3つのこと
私が深層筋鍼法を学び、臨床に導入してから変わったことを正直にお話しします。
1. 「ここでしか受けられない」という紹介が増えた
札幌市内で深層筋鍼法を掲げて施術を提供しているのは、当院が把握する限り当院のみです。この「唯一性」は患者さんの口コミに直結します。「あそこは普通のマッサージとは全然違う」── この一言が自然な紹介を生みます。ホットペッパーやエキテンの口コミに頼らなくても、患者さんが患者さんを連れてきてくれる。一人院長にとって、これほど心強い集客はありません。
2. 単価を上げても患者さんが離れない
差別化技術がない時代は、価格を上げるのが怖かった。「高くしたら来なくなるのでは」という恐怖です。しかし、深層筋鍼法という独自技術を持ったことで、患者さんの中に「この施術はここでしか受けられない」という認識が生まれました。当院の標準コースは70分7,980円ですが、「安い」と言われることはあっても「高い」と言われたことはありません。
3. パニック障害・脳卒中後遺症── 対応できる症状が広がった
深層筋鍼法は慢性痛だけの技術ではありません。パニック障害の方に共通する首・胸の深層筋のコリ、脳卒中後遺症のリハビリにおける筋緊張の緩和など、応用範囲が広い。「肩こり・腰痛の院」から「難治性の症状にも対応できる院」へ── 院のポジションそのものが変わりました。
角谷敏宜先生から直接学べる機会 ── 6月27-28日 札幌
深層筋鍼法の開発者は、東京・西荻窪「なおし家鍼灸院」院長の角谷敏宜先生です。著書『パニック障害は鍼でなおせる ── 深層筋鍼法とセルフケアの極意』(三和書籍)で、深層筋鍼法の理論と実践を体系的にまとめられています。
私は角谷先生のもとで第5期鍼灸師養成コースを修了し、その技術を札幌に持ち帰りました。その角谷先生が、2026年6月27日(土)〜28日(日)の2日間、札幌で集中ワークショップを開催します。
SEMINAR
2026年6月27日(土)〜28日(日)
深層筋鍼法ワークショップ in 札幌
講師:角谷敏宜 先生(なおし家鍼灸院 院長/深層筋鍼法 開発者)
対象:鍼灸師・鍼灸学生
内容:深層筋鍼法の理論+実技(2日間集中)
会場:札幌市内(詳細は申込後にご案内)
こんな鍼灸師に来てほしい
「自分の院でしか受けられない施術」を持ちたい方。深層筋鍼法は導入ハードルが比較的低く(既存の鍼灸技術の延長で学べる)、しかし患者さんへのインパクトが大きい技術です。「揉んでも戻る」という患者さんの最大の不満を解決できる技術を、2日間で学べます。
一人院長で売上に伸び悩んでいる方。差別化技術を持つことで、値上げへの恐怖が消え、紹介が増え、対応できる症状が広がります。技術力そのものが最大のマーケティングになる── それが深層筋鍼法を導入して実感したことです。
パニック障害や脳卒中後遺症への対応を広げたい方。深層筋鍼法の応用範囲は慢性痛だけにとどまりません。YNSA(山元式新頭鍼療法)との組み合わせで、難治性の症状にも対応できるようになります。
セミナー前に深層筋鍼法を体験したい方へ
「いきなりセミナーに申し込むのは不安」という方のために、当院では鍼灸師向けの体験セッション(90分)を実施しています。実際に深層筋鍼法を自分の身体で体験し、施術中に「今どの筋肉に当てているか」「なぜこの角度か」をリアルタイムで解説します。
体験セッションの詳細は、ゆかわ鍼灸マッサージ治療院のサイトからLINEでお問い合わせください。「鍼灸師ですが体験セッション希望」とお送りいただければ、日程を調整します。
この記事を書いた人
湯川 研一(ゆかわ けんいち)
ゆかわ鍼灸マッサージ治療院 院長。鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師(国家資格3種保有)。施術歴32年、延べ11万人以上の臨床実績。深層筋鍼法 第5期鍼灸師養成コース修了。YNSA治療師。札幌市中央区にて、慢性痛・パニック障害・脳卒中後遺症を中心に施術を行う。

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