【1人治療院】売り上げが下がった時の戦略
この記事では、1人で治療院を運営している先生、またはこれから開業を考えている方に向けて、「売り上げが下がったとき、どう乗り越えるか?」という戦略をお伝えします。
開業して順調に見えていたのに、
「急に予約が減った…」
「リピーターが戻ってこない…」
そんな状況は誰にでも起こり得ます。
でも安心してください。
「売り上げが下がる時期」には、必ず理由と打つべき手があります。
◆ 売り上げが下がる3つの典型パターン
① リピートが続かない(施術力より“体験設計”の問題)
「一度は来たけど、2回目につながらない」
これは技術が悪いのではなく、多くの場合初回の体験設計・導線づくりの問題です。
- 初回に「治療計画」を伝えていない
- ゴールが曖昧(何回で良くなるのかが不明)
- 次回予約の声がけが弱い or していない
改善ポイント:
✅ 初回カウンセリングを重視
✅ 治療の“見通し”を言語化
✅ 次回来院の提案をルーティン化
② 新規が減った(集客が依存型になっている)
「○○に掲載していたら勝手に新患が来ていた」
という時期を過ぎると、急にガクッと落ち込むことがあります。これは集客が「受け身」になっている状態。
改善ポイント:
✅ Googleビジネスプロフィールの見直し
✅ ホームページ・ブログの強化(SEO)
✅ LINE公式やSNSからの「指名検索」を育てる
✅ 顧客の紹介を自然に生み出す仕組み(紹介カードや特典)
③ 料金や施術スタイルが時代とズレている
「昔はこれで通用していたのに、今は響かない」
という声も多く聞きます。
時代に合わせてメニュー構成や訴求もアップデートが必要です。
改善ポイント:
✅ 自費と保険のバランスを見直す
✅ 「悩み軸」でのメニュー再設計(例:不眠専門、頭痛専門など)
✅ 高単価・短時間でも成果が出るスタイルの確立
◆ 売り上げが下がった時こそ“土台を強化”するチャンス
落ち込んでいるときは、不安で何かを増やそうとしがちです。
でも大切なのは、「仕組みの再構築」。
具体的にやるべきこと5選:
- 初回来院〜リピートまでの導線の見直し
- 口コミ・紹介が出やすい雰囲気・工夫
- 施術+カウンセリング・説明力の強化
- 地域内で“選ばれる理由”を明確にする
- 月商よりも、LTV(生涯顧客価値)で考える
◆ 売り上げが下がる=失敗ではなく、「見直しのサイン」
売り上げが下がるのは、「市場が悪いから」でも「自分がダメだから」でもありません。
それは**「今のやり方を微調整する時期ですよ」というサイン**。
1人治療院は、小回りが利くのが最大の強みです。
大手のように何ヶ月もかけて方向転換する必要はなく、すぐ動いて修正できる。
そのフットワークの軽さを武器にして、柔軟に見直しをかけていきましょう。
◆ 最後に:大事なのは「自分の強みを言語化すること」
患者さんが来なくなったとき、焦って「とにかく何か新しいことを」と考えがちです。
でも一度立ち止まって、以下を見直してみてください。
- あなたの得意な症状は?
- 他の治療院との違いは?
- なぜ今の患者さんはリピートしているのか?
これを言語化し、伝わる形にすれば、再び売り上げは安定します。
▶ おすすめアクション(無料ですぐできる):
- 自院のGoogleマップの口コミをチェック&返信
- ホームページの「自己紹介」と「選ばれる理由」欄を見直す
- 過去3ヶ月で失客した患者さんにLINEでフォロー
「1人治療院」は、ぶっちゃけ孤独です。
でも、だからこそ自分で戦略を立てて、少しずつ改善していける楽しさもあります。
「売上が下がった時こそ、成長のチャンス」です。焦らず、順番に立て直していきましょう!
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